昨日はその後、原宿のBlum & Poe Tokyoで、岡﨑乾二郎個展「TOPICA PICTUS Revisited: Forty Red, White, And Blue Shoestrings And A Thousand Telephones」(〜11/6)を観た。去年の10月に脳梗塞を患った岡﨑さんの新作展。脳梗塞の件はたぶん他の多くの人…

東京都現代美術館で「ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで」を観た(〜10/16)。

昨夜、外がなにやら賑やかなので見てみると、季節外れの花火が上がっていた。

お墓参り。

www.kj-web.or.jp 『建築ジャーナル』最新号。「さよなら安藤忠雄」という特集はどこかで聞いたことがあるなと思ったらこれ↓だった。前に読んだ(2016年6月7日)、都築響一『圏外編集者』(朝日出版社、2015年)。読めるなら読んでみたいけどな…この特集。「…

最近注目される川柳作家・暮田真名さんへのインタヴューを収録。聞き手は歌人の小島なおさん。先日のTOASt取材およびMMAAAでの座談と同じ媒体の企画で、こちらも撮影は僕で大丈夫だろうと軽く考えていたところ、まったく勝手が違って冷や汗をかいた(たぶん…

昨日、MMAAAの近所で撮った写真。世田谷らしい、細かいスケールで時間が蓄積したような良い環境だった。

ある媒体のために座談の収録をした。僕は司会と撮影・編集担当。場所は本橋良介さん(写真左端)が共同主宰するMMAAA。本橋さん以外はみなさんまだ学校を出てまもない、建築を仕事にする人たち。 MMAAA | 一級建築士事務所 | 世田谷区

ルイス・カーン研究連続講演会「いま語り継がれるカーンの霊気[ルビ:aura]」(TIT建築設計教育研究会)の第1回をzoomで聴講。志水英樹さん(1935年生まれ)と工藤国雄さん(1938年生まれ)はどちらも東工大出身でペンシルベニア大学に留学後、ルイス・カ…

ある媒体の取材で、登戸のTOAStを訪ねた。小滝健司さんと高藤万葉さんの夫妻が主宰する建築設計事務所。小滝さんはアトリエ・アンド・アイの出身で、担当作《佐賀県歯科医師会館》(2018年1月4日)を見学させてもらったときには、福岡で堀部安嗣さんの〈fca…

ネット上でたまたま見つけた博士論文。リンク先から全文閲覧可能。 田中雄一郎「都市を読む装置としての写真──多木浩二の写真論と未整理ネガに基く考察・研究」(九州産業大学博士論文、2015年) http://hdl.handle.net/11178/7879 多木浩二の写真関係の仕事…

批評家は、うっかりすると、すぐ作家の回りをブンブン回る蠅になってしまう。作家の付属品になってしまう。付属品になってしまえば、実は公平な批評というものは存在し得なくなる。流行作家の腰巾着になる。あるいは流行出版社のお出入りそば屋になる。出前…

www.nhk.jp NHKの「映像の世紀 バタフライエフェクト」という番組の「東京 破壊と創造 関東大震災と東京大空襲」という回を観た。アントニン・レーモンドを軸にした話だけど、語り口がどうにも信用できない。この紹介文には嘘がないだろうか。 99年前、東京…

fasikul.altyazi.net アッバス・キアロスタミの『10話』(2002)での盗作および同時期の性的暴行を告発するマニア・アクバリ(『10話』の出演者としてクレジットされてきた女性)の談話記事。英文をGoogle翻訳で読んだため、内容はごく大まかにしか捉えられ…

写真を撮りながら近所を散歩。アトリエ・ワンっぽさを感じさせる住宅。あまり記号性の強いものを好んで撮るほうではないと思うけど、たまたま下の2点はそういうものを撮っていた。

しばしば引用してしまいたくなる香山先生の言葉。 私たちがたとえば、コルビュジエ的造形と言ったり、ミース的空間と言ったりする時、ほとんどの場合、誰もがそれは共通に理解されたとして、議論を先に進めますが、同じことを皆言っているのか、同じものを見…

前に「感想」の不当な地位の低さについて書いたけど(2021年6月14日)、それと反対に「批評」という観念は一部で高く持ち上げられすぎている気がする。今の世の中でよく言われる「批評は大事」というのは、まあそうだろうと僕も思うけど、「感想」や「批判」…

市原出・岩城和哉・元岡展久・萩野紀一郎『建築/かたちことば』(鹿島出版会、2022年)を読んだ。東京大学香山壽夫研究室(1971〜1997年)の出身者による共著書で、香山先生も巻頭に文章を寄稿されている。 読んでいてなんとなく、坂本一成ほか『建築構成学…

写真を撮りながら近所を散歩。日差しに頼らず撮れている。

先週の事件以来よく聞かれる「暴力は許されない」という言葉がなんとなく腑に落ちない。具体的に誰が誰の暴力を許さないのか、その人が許すのと許さないのとでは現実に何がどう異なるのか。法で裁かれ刑に服せば許すのか、それともそれでも許さないのか。多…

ホン・サンスの『イントロダクション』(2020)と『あなたの顔の前に』(2021)を新宿シネマカリテで、2日に分けて観た。いつもながら味わい深い作品。ただすこし新しい印象として、1961年生まれ(1960年という表記もある)のホン・サンスがこの時期に60歳を…

昨日から何度も目にする「民主主義の危機」という言葉がいまいちぴんと来ない。それらは多くの場合、「社会体制の危機」とでも言ったほうが妥当に思える。白昼に国家の要人が殺害されるのは、民主主義に限らず社会主義でも独裁制でもクリティカルな事件に違…

安倍晋三殺害のニュース。いつだったかふと、安倍晋三や竹中平蔵は不満を爆発させた国民に殺されるようなことはないのだろうか、もし殺されたなら世の中はどういう方向へ動いていくのだろうかという考えが頭をよぎったことを思い出す。落ち着かない気分で、…

写真を撮りながら近所を散歩。以下写真2点。他人の家の洗濯物はつい反射的にレンズを向けたくなるような存在感があるけれど、ちょっと生々しすぎる感じがするし、撮られるほうも良い気分ではないだろうから、なるべく撮らないようにしている。

エリック・ロメール『冬物語』(1991)を観た。解説の表紙でネタバレ。 とはいえロメールの映画では偶然は当然のごとく起きるのであり、最初からネタバレしているようなものだから、特に目くじらを立てることはない。この映画では、終盤ひとつの偶然が起きる…

昨日、紀尾井清堂を見学した後、歩いて国会図書館へ向かう途中に撮った写真。弁慶濠と弁慶橋。 昨日の文章はもともと散発的にツイートしたものをまとめたせいもあってか、核心には踏み込まず、その周囲をとりとめなく旋回するような感じになってしまったけど…

倫理研究所の紀尾井清堂で「奇跡の一本松の根」展を観た(~来年2/9)。建物の設計は内藤廣建築設計事務所(2020年竣工)。クライアントの倫理研究所は1945年創立、「倫理の研究並びに実践・普及により、生活の改善、道義の昂揚、文化の発展を図り、もって民…

写真を撮りながら近所を散歩。夕暮れ前の午後の光。以下写真3点。