Sawada Hashimura「参照の織物」展をプリズミックギャラリーで観た(〜8/23)。出展者のホームページに載っているコンテンツを展覧会向けに再編したようなものが多い(気がする)このギャラリーの展示のなかでは特に野心的な企画に見える。自分たちの設計作…

「熟成する空間」(『東京人』2013年3月号)という昔書いたエッセイを題材にした小学生向けの国語の試験問題。前回(2015年11月16日)から数年経って、また模試に使われたらしい。

テレビで放送していた、片渕須直『この世界の片隅に』(2016)を観た。3年前、映画館での公開時にも観た作品。そのときの日記では、「それぞれの要素が作品世界として全一的に統合されておらず(内的な秩序に根ざしておらず)」と批判しているけど(2016年12…

引越元の区から速達で送ってもらって、ぎりぎりで受け取ることができた。選挙区は立憲民主党もしくは共産党、比例は山本太郎か…

『建築と日常』No.3-4(2015)で取り上げた《4 episodes》(設計=atelier nishikata、2014年竣工)の取材記事「家族の50年、変わる暮らし、住み続ける家。」(取材・文=成合明子)が、『暮しの手帖』2019年6-7月号に掲載されていた。さすが『暮しの手帖』…

富田克也監督『典座 -TENZO-』(2019)を京橋テアトル試写室で観た。全国曹洞宗青年会からの依頼を受けて作られたという。空族の他の劇映画と似て、ドキュメンタリーとフィクションを掛け合わせたような作品だけど、これはドキュメンタリーに徹してもよかっ…

ここ最近、小津安二郎の『風の中の牝鷄』(1948)、『宗方姉妹』(1950)、『小早川家の秋』(1961)をDVDで観た。これで去年から今年にかけて、戦後の小津の監督作品、あるいはよく言われる「『晩春』(1949)以降」の作品をだいたい観たことになる(『浮草…

文京区千駄木のファーブル昆虫館「虫の詩人の館」を訪問。虫の名前や魚の名前、植物の名前などを知らずに大きくなった人生だった、と思った。土日の午後のみの開館で、入館無料の私設博物館。以下、写真3点。

このところ文章を執筆するモチベーションが落ちている代わりと言ってはなんだけど、良い写真を撮りたいという気持ちがある。「撮影の能力が低いのに高価なカメラを使うのは恥ずかしい」という段階を経て、「もっと良いカメラ&レンズを使えばもっと良い写真…

3年ほど前に撮影した《代田の町家》(設計=坂本一成、1976年竣工)の裏手側の写真。『建築家・坂本一成の世界』(LIXIL出版、2016年)(→)に掲載したこの写真が、新建築社写真部による写真2点(正面外観と中庭)とともに、武蔵野美術大学の2019年度公募制…

昨日引用した本からもうひとつ。反知性主義としてのアマチュアリズム。 孔子がいっているね、「知る者は好む者に及ばない。好む者は喜ぶ者に及ばない」。(小林秀雄) 小林秀雄・田中美知太郎「教養ということ」『中央公論』1964年6月(『小林秀雄対話集』講…

インターネットで、クリント・イーストウッド『ジャージー・ボーイズ』(2014)と、黒沢清『クリーピー 偽りの隣人』(2016)を観た。その高度な技術や世評の高さはじゅうぶん理解するものの、個人的に「好き」とは言いづらい両監督だけど、この2作の印象は…

このブログをスマホで見ると、アクセス数が多い「注目記事」のランキングが5位まで表示されるようになっていて、3年前のコモンシティ星田(設計=坂本一成)を訪れた日の日記(2016年2月27日)がいつも1位になっている。たしかに有名な建築について比較的し…

古谷利裕さんの『虚構世界はなぜ必要か?──SFアニメ「超」考察』(勁草書房、2018年)の刊行記念イベントとして行われたトーク、古谷利裕×上妻世海「虚構と制作」をRYOZAN PARK 巣鴨で聴いた。私的な会話を除き、今まで僕が聴いた古谷さんのトークのなかで最…

まだあまり執筆経験がない若い書き手の原稿に朱字を入れている。ここ数年、桑沢デザイン研究所(→)や日本工業大学(→/→)、神奈川大学(→)の学生を相手にしつこく作文の添削をやったせいもあってか、それなりに厳密な校正をまだ若いうちに一度でも経験し…

TOTOギャラリー・間「中山英之展 , and then」を観た(〜8/4)。ギャラリーの上階を映画館(シネ間)に見立てて、中山さんの住宅作品など5軒+1作を写した5+1本の短い映像が連続上映されている(そのうち3軒は竣工時に見学しているので、一般の観客とはすこし…

一昨日引っ越しをした元の部屋に行って簡単な掃除をし、15年前に契約したときと同じ不動産屋の担当者に鍵を返却したあと、敷地に残していた自転車に乗って新しい部屋へ向かった。引っ越しの日に自転車もトラックに積み込むことはできたのだけど、あえてそれ…

25歳のときから15年ほど住んだ部屋を離れた。15年前、友達に手伝ってもらってレンタカーで越してきたときよりも、ずいぶん荷物が増えた(『建築と日常』の在庫含む)。古いながらもおおらかな造りで愛着をもっていた部屋だったけれど、物的にも精神的にもさ…

『建築と日常』No.5を発行して今日でちょうど1年。全体を読み返してみた。まだ古びてはいないと思う。 SNS全盛、とにかく目立ったもの勝ちというこの世の中で、平凡であることの意味を見いだす。建築における個性とは? オリジナリティとは? 吉田鐵郎、柳宗…

別冊『窓の観察』(→)や『建築家・坂本一成の世界』(→)で写真を撮ってもらったqpさんが、最近旅行したオーストリア&チェコのアール・ヌーヴォー建築(アール・デコも?)の写真をブログに載せている。ぜんぶで90点あるらしい。建築と装飾、照明。 明るさ…

第二十八回文学フリマ東京が無事終了。7回目の参加で、売上げは以下のとおり。括弧内は前回以前の数字。 『建築と日常の文章』……4部(8部) 『建築と日常』No.5……10部完売(9部/19部) 『建築と日常の写真』……3部(1部/2部/16部) 『建築と日常』No.3-4………

別冊『多木浩二と建築』(→)を発行して今日でちょうど6年。来月、『生きられた家──経験と象徴』(青土社、1984年)の「新訂版」が、旧版の版元である青土社から出版されるらしい(→)。『生きられた家』がまた新刊書店に並ぶのは喜ばしいけれど、生前、著者…

ここ最近、家で観た映画。イワン・イワノフ=ワノ総指揮『イワンと仔馬』(1947)、ドン・シーゲル『突撃隊』(1961)、ボブ・クラーク『ポーキーズ』(1981)、同『ポーキーズ2』(1983)、ジェームズ・コーマック『ポーキーズ/最後の反撃』(1985)、和田…

《玉川台のアパートメント》(設計=MMAAA)を見学した。写真はMMAAAの三木達郎さん&本橋良介さんと、お二人の師である坂本一成先生。まだ工事途中で、外部の手すりが設置されていない。 中庭型の集合住宅で、以前の《ときわ台のアパートメント》(2017年12…

『建築と日常』No.5(→)で掲載した《佐賀県歯科医師会館》(設計=坂本一成、2017年竣工)が「2019年日本建築学会作品選奨」に選ばれた。リンク先に選評と詳しい作品紹介のPDFが掲載されている。 日本建築学会|2019年各賞受賞者 https://www.aij.or.jp/201…

瀬々敬久『菊とギロチン』(2018)をインターネットで観た。イデオロギーが強い。「こういう映画が作りたい」という理想形はひしひしと伝わってくるものの(かつてのATGのような時代物というか)、実際がそれに追いついていない。この時代のこういう人たちは…

昨日の帰りの車窓からの眺め。甲府駅を通過したところで、《山梨文化会館》(設計=丹下健三、1966年竣工)が見えると思ってiPhoneで撮影した。客観的に見てまったく取るに足らない映像だとは思うものの、動画を撮るのに慣れていないせいもあってか、自分に…

『ザ・藤森照信』(エクスナレッジ、2006年)の取材以来で、山梨県の清春芸術村を訪れた。前に来たときには藤森さんの《茶室 徹》(2006年)以外はほとんど観る余裕がなかったのだけど(それは他の建物への関心が低かったということでもあったと思う)、今回…

電車に乗ってぼんやりしていると、夢をもつことの大切さを若者に説くような広告が目に入った。新年度というせいもあるのかもしれない。その広告自体の浅はかさはともかく、「夢をもつことの大切さ」という一般に信じられている観念についても、全否定したい…

鍋を洗っていたら取っ手が折れた。もともと実家にあった鍋だから、もう何年使われたか分からない。小ぶりで薄くて使いやすかった。捨てたら無くなるので、せめて遺影のつもりでここに残しておきたい。