昨日はそのまま常滑に移動して宿泊し、今日、1年ぶり(2018年12月20日)にINAXライブミュージアムを訪れた。今回は時間に余裕があって、すこし街を歩いたり、古今東西の充実したタイルの展示もじっくりと観ることができた(残念ながら堀口捨己設計の陶芸研究…

豊田市美術館「岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ」展を観た(〜2/24)。新作も含む大規模な回顧展。午前中から閉館時間までいたけれど、作品数が多く、小さなギャラリーでの新作展のように一つ一つをじっくりとは観ていられない。かつて観たことがある作品も多かっ…

昨日書いたことの具体例。最近、ブライアン・デ・パルマ『カリートの道』(1993)と、クエンティン・タランティーノ『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012)を家で観たのだけど、どちらの作品も暴力が描かれていて、人が殺される。しかしそのことに対して、以前観…

ある種の作品が「子どもたちに悪影響がある」といって非難/規制されることは昔からよくあって、それに対して例えば「殺人を描いた漫画を読んだからといってその人が殺人を犯すわけではない」といったふうに、「表現の自由」や「作品の自律性」を擁護する反…

Netflixで『全裸監督』全8回を観た。取るに足らないものだと思いつつも、ところどころ飛ばしながらついすべて見通してしまった。この作品はそこまでひどくはないけれど、ドラマや映画にしても、漫画やアニメにしても、しっかりとした内実がないまま、ある種…

昨日の東京国立近代美術館の窓から。下は所蔵作品展にて、セザンヌと岸田劉生。

東京国立近代美術館「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」を観た(〜2/2)。たとえば「写真における建築」というテーマの企画を立てたとき、世の中には建築が写った写真が無数にある(ありふれている)という事実がメリットにもデメリットにもなる(2018年11…

昨日は日本建築学会の建築論・建築意匠小委員会が主催するシンポジウムに登壇するために《みんなの森 ぎふメディアコスモス》を訪れたのだった。「建築論の問題群」という連続研究会の「聖」というテーマの回だったのだけど、その研究テーマ自体が部外者への…

《みんなの森 ぎふメディアコスモス》(設計=伊東豊雄、2015年竣工)を訪問。竣工当時から観てみたいと思っていた建築だった。写真で見て想像していたよりも天井方向の存在感は強くなく、濃密な世界観を湛えているというよりも現代建築らしい開放性がある。…

懐かしいものが家に来た。『建築家・坂本一成の世界』(→)の書店フェア(2016年9月1日)のためにつくったパネル。置き場に困る。

国立近現代建築資料館「吉田鉄郎の近代──モダニズムと伝統の架け橋」展(11月2日)を再訪し、ギャラリートーク「吉田鉄郎の建築とその現代性」(塚本由晴×豊川斎赫×田所辰之助)を聴いた。豊川さんはご自身の研究対象である丹下健三をめぐって発表。吉田鐵郎…

第二十九回文学フリマ東京が無事終了。8回目の参加で、売上げは以下のとおり。括弧内は前回以前の数字。 『建築と日常の文章』……0部(4部/8部) 『建築と日常』No.5……9部(10部完売/9部/19部) 『建築と日常の写真』……2部(3部/1部/2部/16部) 『建築…

葉山御用邸の前、下山川の河口付近の海岸をつなぐ築50年あまりの橋。今年の正月(1月3日)に撮影した写真で、ここ数年ひどい状態が目についていたけれど、架け替えのために4月から寄付を募っているらしい。道路法が適用される道路や通勤・通学の日常生活に利…

インターネットで、アンダース・エドストロームさんの写真集『Loops』(Antenne Publishing、2019年)を購入。表紙から裏表紙まで、中綴じで合計140ページ分の写真がすべて撮影順に並んでいるらしい(ただし、ある期間に撮影した写真がすべて使われているわ…

古本で『装飾タイル研究』第4巻(特集:戦後建築に現れたタイル、志野陶石出版部、1978年)を購入。長谷川堯さんが編集企画したシリーズ。『建築と日常』No.5(→)に寄稿していただいた福田晴虔さんが、「土の織物──谷口吉郎におけるタイル」と「セラミック…

11月1日にプレオープンしたHareza池袋で、岡﨑乾二郎さんによる壁画作品《ミルチス・マヂョル / Mirsys Majol / Planetary Commune》を観た。3棟にまたがって連続し、大きく分けてタイル部分とガラス部分とがある。 参考|広報としま令和元年9月11日号(特集…

国立近現代建築資料館「吉田鉄郎の近代──モダニズムと伝統の架け橋」展を観た(〜2/11)。名前の表記を「鉄郎」にするか「鐵郎」にするかは議論があったそうだけど、結局現時点における一般性を優先させたらしい。図面を中心にした充実の展示で、少なくとも…

一昨日、Bookshop TOTOで買った本。『Kazuo Shinohara: View From This Side』(Rollo Press、2019年)。1970〜80年代に篠原一男が海外で撮影した写真99点がまとめられている。 https://rollo-press.com/#kazuo-shinohara-view-from-this-side いろんな建築…

昨日はその後、国立新美術館で「カルティエ、時の結晶」展を観た(〜12/16)。会場構成は新素材研究所。MOA美術館(2017年4月14日)での展示手法をベースにしつつも、特定の展示物を見せる仮設の企画展という条件下で、より濃密なインテリアのムードをつくり…

TOTOギャラリー・間「アーキテクテン・デ・ヴィルダー・ヴィンク・タユー展 ヴァリエテ/アーキテクチャー/ディザイア」を観た(〜11/24)。すこし長く感想を書いてみたのだけど、思い直してすべて消してしまった。

この前の個展で買って頂いた絵を、直接お宅に持って行きました。 pic.twitter.com/A0e0Z0aojd— qp (@akarusa) October 19, 2019 先月(9月14日)の展覧会で購入した絵をqpさんが家まで届けてくれた。セル画で光を反射するし、そんなに軽くもないので、適切な…

『建築と日常』を始めたとき、ともすると無自覚のうちにその型に嵌められてしまうジャーナリズムやアカデミズムの文体ではなく、ブログのような文体で自分の文を書きたいと思っていた(そのことは雑誌名の「日常」にも通じる)。自我という言葉がどういう意…

昨日撮った近所の公園の写真。奥にある公衆トイレは自律的・平面的なファサードの構成法やそのプロポーションにヴェンチューリの影響がうかがえる。

台風一過の朝。空気が澄んで、光がきれいだ。近所では恐れられていたほどの被害はなかったようで、折れた傘を何本かと、くたびれた感じのハトを見かけたくらいだった。以下、写真3点。

金沢旅行2日目(10月4日)は朝から強い雨。みぞれのようにも見える。ホテルの部屋で外の様子をうかがいつつ、コピーしてきた建築の資料から目についた言葉を拾って発したツイート。「なお、北陸地方の気候は表日本とはなはだ異って、非常に条件が悪い。金沢…

金沢初日の夜は、ホテルから鞍月(くらつき)用水沿いを歩いて夕食を食べに行った。橋詰めに建つ木造家屋を改修したお店で、通りを見下ろす2階の大きな窓からの眺めがとてもよかった。道行く人も、地元の人と旅行者、日本人と外国人とがほどよく混じり合い、…

前にも訪れたことがある《金沢21世紀美術館》(設計=妹島和世+西沢立衛/SANAA、2004年竣工)は2日目に行こうと思っていたのだけど、ちょうどホテルに向かう途中にあり、まだ日も落ちていなかったので、すこし立ち寄ってみた。結局、翌日は本格的な雨にな…

鈴木大拙館を後にして「金沢くらしの博物館」へ。旧石川県第二中学校本館(重要文化財、設計=山口孝吉/石川県技師、1899年竣工)を活用した博物館。「昭和のこどもと遊び」という展覧会が開催中で(〜11/17)、ここで見なければこの先の人生で一度も見るこ…

金沢旅行1日目。《鈴木大拙館》(設計=谷口吉生、2011年竣工)。これはむしろ街との断絶、建築の自律性や超越性が、プログラムとして積極的な意味をもつ建築だろう。谷口吉生の作家性が存分に活かされていると思う。鈴木大拙のことを多少でも知っておいたほ…

吉田健一の小説『金沢』(河出書房新社、1973年)で描かれる主人公の家も犀川越しに金沢の街を望めるようなので、あるいは谷口吉郎が暮らした家(現在の金沢建築館)と近い位置が想定されているのかもしれない。吉田健一はいわゆる近代的な建築をあまり好ま…