三軒茶屋駅徒歩5分の書店twililightを初訪問。以前から別冊『窓の観察』の取り扱いはあったのだけど、こんど『精選建築文集1 谷口吉郎・清家清・篠原一男』も置いてもらえることになった。
その後、池尻まで歩き、新しくできたOFS GALLERYで「服部一成展」を観た(〜4/23)。新作を中心としたポスターの展示で、写真(色が濁ってしまった)は今回の新作のうちの一組。

よく見ると左右で単純な色違いでなく、線の量も違っている。ふと描かれているのが金魚だと意識すると、色の組み合わせもマティス的に見えてくる。深読みかもしれないけど、平面上で要素同士の関係性を探りながら全体をある状態に構成しようとするプロセス自体にマティスとの連続性が感じられる。リンゴのほうは図像性や図と地の関係性などにおいて、マグリットの問題と繋がってくる(イスはなんだろう)。グラフィックによる絵画の思考の展開。
ギャラリーと隣り合うショップで、服部一成『Paper Cats』(BON BOOK、2021年、サイン付き)を購入。ペーパークラフト+写真の表現で(平面→立体→平面)、こちらもメディアを横断する開放性を含んだ作品。