『精選建築文集1 谷口吉郎・清家清・篠原一男』を校了。既発表の文章を集めた本ですが、篠原一男の『住宅論』(鹿島出版会、1970年)や『続住宅論』(鹿島出版会、1975年)など、現在も販売中の書籍との重複は極力避けて編纂しています。すでに絶版になって久しい谷口吉郎の『清らかな意匠』(朝日新聞社、1948年)と『谷口吉郎著作集』(全5巻、淡交社、1981年)、篠原一男の『住宅建築』(紀伊國屋新書、1964年)をお持ちでなければ、重複は特に気にかからないはずです。また仮にこれらの本をお持ちでも、これまで書籍未収録だった文章も多く載せているため、1冊の本として新鮮な読み応えのある内容になっていると思います。