- A5判・並製・376ページ
- 編集=長島明夫
- ブックデザイン=服部一成
- 発行=出版長島
- 2022年11月11日発行
- 定価3,600円+税
- https://www.longisland-publishing.com/items/67115011
リンク先のホームページにて、おまけ付きで予約販売を開始しました。この書籍の発行をもって、新しく「出版長島」という出版レーベルを始めます。ホームページでは本の目次や趣旨(編者解説冒頭部分)、紙面の見本などを載せていますので、ぜひご購読の参考にしてください。
出版長島のシンボルマーク&ロゴのデザインも、上記の本と同じく服部一成さんによるもの。シンボルマークは、長島のNという頭文字と、ひるがえる旗がモチーフだそうです(色およびロゴとの組み合わせ方は可変)。現時点でそのこと以上は聞いていませんが、あるいは旗のモチーフは『精選建築文集1』で谷口吉郎の「旗の意匠」という文章を収録していることに由来するのかもしれません。
旗は、棒と、布と、紋章の集まったものであった。即ち、「竿の作者」と、「布の作者」と「紋章の作者」が集まったものである。しかし、「旗」はただこの三つの集合物ではない。更に別の表現力が発揮せしめられたものである。旗の美は、そんな特別の「意匠」によって造形されている。
- 谷口吉郎「旗の意匠」『清らかな意匠』朝日新聞社、1948年(『谷口吉郎著作集 第二巻 建築評論』淡交社、1981年)
ちなみに2015年にリニューアルオープンした新潟市美術館(設計=前川國男、1985年竣工)のシンボル&ロゴも服部一成さんのデザインです。下記の服部さんのコメントによれば、こちらも新潟のNがモチーフとのこと。
服部さんは美術館だと他に、三菱一号館美術館(2010年開館)や弘前れんが倉庫美術館(2020年開館)のロゴも手がけられています。