下記、『柳宗悦と民藝の哲学』(2018年7月17日)の大沢啓徳さんによるツイート。大沢さんが非常勤で担当している哲学の講義に対する学生たち(たぶん哲学専攻ではない)の声らしい。ちょっと生硬なところもあるけれど、表面的なおべんちゃらでは生まれないだろう言葉。世間でアカデミズムや学者への信頼がどんどんと失われていくなかで、意義深い講義をされているのだなと思う。
「…しかし何よりも思ったのは、人としての教養を学ぶことが出来たということだ。正しい考え方や、人として誠実であるために必要なものの見方などを少なからず自分は講義の中で受け取れたと思う」、こういう学生が一生涯その誠実さをまっとうできる世の中でなければ。
— 大沢 啓徳 (@mingeiron) 2021年7月21日
「卒業単位分は取り終えたのでおもしろそうな授業を聞きたいという理由で哲学の授業を取りましたが、毎回とても勉強になりもっと様々な考えを自分の人生に取り入れたいと思うようになりました…哲学の授業を取ったこと、担当が先生だったこと、とても良いご縁をいただけたと思っています」、よかった。
— 大沢 啓徳 (@mingeiron) 2021年7月23日
「講義で『共感できることが大事だ。他人の気持ちがわかるというのは生きている意味の一つだ』というのを聞いて、初めて自分の生きている意味を見出せた」、話の流れでサラッと口にした言葉だったけど心の深い処に届いたようで、よかった。
— 大沢 啓徳 (@mingeiron) 2021年8月4日
「この哲学の講義は、講義としてとても興味深いと感じた。それと同時に、良い意味で講義ではないような心地良い雰囲気の中で受けることのできた数少ない講義であった。心に安心を得ることができて成長にもつながる考え方を見つけられたこの哲学の講義を私は生涯忘れないだろう。」
— 大沢 啓徳 (@mingeiron) 2022年1月23日
「この哲学の講義をとらなかったら知らずに人生を終えていたであろうことをたくさん学べてすごく楽しかったです...いかに今まで自分が何も考えずに生きていたか...様々な哲学者の言葉によって、自分が今不安に思っていることを励まされることが結構多くて、たくさん助けられました。」
— 大沢 啓徳 (@mingeiron) 2022年1月25日
「これから色々な人生が待っていると思いますが、何か迷った時、この講義を自然に思い出すことがあると思います。この年に、このコロナ禍に哲学を学ぶことができてとても幸せに思います。一年間ありがとうございました。」
— 大沢 啓徳 (@mingeiron) 2022年1月26日