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原美術館(旧原邸、設計=渡辺仁、1938年竣工)の閉館前最後の展覧会を観に行ったものの、予約が必要だったらしく入館できず。2日前にqpさんの写真()を見て気になっていた東京都庭園美術館(旧朝香宮邸、設計=アンリ・ラパン+宮内省内匠寮、1933年竣工)に行くことにし、これが結果的によかった。原美術館から徒歩およそ40分。
東京都庭園美術館は新館ができてからは初訪問で、ちょうど建物公開展「建築をみる2020 東京モダン生活──東京都コレクションにみる1930年代」の最終日だった。「家具調度を室内に誂え、普段は作品保護を目的に閉じられているカーテンを開け放ちます」というせいか、古い建物にもかなり新鮮な印象を受けた。やはり明治期の西洋館よりもダイレクトに体験しやすい。高密度なインテリアデザインが各室の場所性をつくり、それら全体を大らかな空間構成が調和させているという点で、たとえば谷口吉郎のホテルオークラのロビー(2015年8月27日)と同質のものを感じる。新館のほうの展示物では、藤牧義夫という未知の作家の《隅田川両岸画巻No.2》《同 No.3》(1934)に強く惹かれた。以下、写真11点。
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下の写真、僕が撮った写真の鏡の中に僕がいるように見える。
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