そういえばしばらくフィッシュマンズを聴いていない。フィッシュマンズは外出時にイヤホンで聴くことが多いので、最近はその機会自体が極端に減っていたのだった。昔と比べて、外出時には必ず音楽を聴くということもなくなってきている。画像はここ十数年でのiTunesの再生回数トップ25。6年前の記録(2014年3月31日)から思ったほど数字が伸びていない。
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全体ではライブ盤の曲が上位を占めている(9位のデモテープ版「A PIECE OF FUTURE」もライブといえばライブのようなものだから、そうすると25曲のうち20曲がライブ音源ということになる)。確かにフィッシュマンズのライブ演奏には特別な魅力を感じているけれど、これだけ再生回数に差が付くのは、その音楽を主に外出時に聴いてきたせいもあるかもしれない。もしもっと家で聴いていたら(それがカウントされていたら)、スタジオ録音の曲が上位に増えていたような気がする。一般化できる話かどうかはともかく、音楽を聴くときの自分の状態の問題として、外出時には完成度が高く客観的に整えられたスタジオ録音よりも、現実のノイズを含みながらよりダイナミズムが強いライブの演奏のほうを聴きたくなるということがあるのではないだろうか。家では基本的にアルバム単位で前後の曲と連続して聴くことになるので、曲単位での再生回数の格差も出にくかったと思う。