谷口吉郎『雪あかり日記/せせらぎ日記』(中公文庫、2015年)の書評を脱稿。建築に関する本ならば新刊でなくても自由に選んでかまわないという依頼だったので、すこし前(1月8日)に読んで印象深かったこの本について、あらためて読んで書いてみることにした。この本だけでなく谷口吉郎の著作集に目を通したり国会図書館で古い雑誌をコピーしたりと、3000字の原稿に対してずいぶん過剰な作業をした気もするけれど、それなりに書くべきことが書けたのではないかと思う(結果3500字あまりになった)。「谷口吉郎の教養と常識」というタイトルで、『住宅建築』12月号(10月19日発売)に掲載される予定。