次の別冊では、いよいよISBNコードを付けてみようかと考え始めている。これまでも書店から付けてほしいという要望はあったし、次の別冊は建築書売り場以外にも置いてもらいたいという気持ちがあるので、より管理をしやすくする必要がある。

あらためて調べてみると、現在一般に取得できる出版者記号は6桁と7桁のものに限られるらしい。6桁の記号は税込30,450円で100タイトルまで使用可能、7桁の記号は税込17,850円で10タイトルまで使用可能。使用可能なタイトル数の差に比べて値段はそれほど違わないので、6桁で申請してもよいのかもしれない。しかしはたして僕が自分個人の名前を使って、これから10冊以上、本を出版するのかという疑問がある。それは僕だけの疑問ではなく、結局その記号は本に印刷するのだから、見る人が見れば、こいつは見栄で高い金を払って6桁の記号を取得しているなと思われてしまうかもしれないし、逆に7桁にしたなら、10冊以上出版活動を続ける意気込みがないと思われてしまうかもしれない。出版者記号が6桁か7桁かで、その出版者のスタンスがうかがい知れてしまうような気がする(『nobody』は6桁だったけど、実際ISBNを取得して以降でも10号以上刊行している)。しかし気がするだけで、僕自身これまでISBNの桁数など意識したことはなかったのだから、それはただの杞憂かもしれない。ともかく気になったので、日本の出版者記号で若いほうの数字を調べてみたところ、下記のような順番になっていた。

別にだからどうだということはない。
ちなみにISBNコードとともに、日本の出版界には書籍JANコードなるものも存在するらしい。要するに裏表紙にあるバーコードで、その申請を受け付けるホームページには「書籍出版物を市場で流通・販売する場合は、書籍JANコードを表記・印刷することが不可欠です。」とある()。申請料は3年分で税込10,500円。こちらも検討を要する。