世田谷美術館で「生誕160年記念 グランマ・モーゼス展―素敵な100年人生」(〜2/27)、「ミュージアム コレクションⅢ ART / MUSIC わたしたちの創作は音楽とともにある」(〜4/10)を観た。
70代から本格的に絵を描き始めたというモーゼス(1860-1961)の絵は「アメリカの原風景」と評されるけど、それぞれ実際の風景を写しているのではなく、イメージをもとに描いていたらしい。たしかにそういう感じがして、個々の図像を組み合わせて平面を埋めているような印象。そのことでより強く象徴性を帯びるのだろう。