数日前に新しい部屋への引っ越しを済ませた。けっきょく前の部屋に住んだ期間は1年2ヶ月ほどで、僕がこれまでに住んだところでいちばん短かった。
今日はその部屋に戻り、不動産屋に鍵を返却。返そうと思えば引っ越し当日に返せないこともなかったのだけど、もう一度この街に戻って、近場で見逃していた旧古河庭園を訪れたかったのと、前回(2019年5月25日)同様、引っ越しのときの恒例として、旧居に残してきた自転車を新居まで乗って持っていくというのをやりたかった。これをやると新しく住む場所が自分のなかで身体的に定位されるような気がするし、それまで住んでいた街を再訪し、今はよそ者になったすこし客観的な視線で、その街の印象やそこでの経験を記憶に定着させる機会を持てることも捨てがたい。あと単純に、ふだん電車や地下鉄で点と点をつなぐように行き来しているところを自転車で走るのが楽しい。片道だけで、来た道をもどる必要がないのもいい。
今回は走行距離30キロ弱。途中、通り道の近くだった蟻鱒鳶ルに立ち寄り、たまたま岡さんがいたのでしばらく話をした。一帯の再開発事業が進み、一時的に空が広がっている。
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この前、今回の引っ越しをするに当たっていくつか残念なことがあると書いたけど(7月10日)、都心が遠くなり、こうして自転車で東京の街を走りにくくなったことも残念だ。
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