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このまえ(6月12日)散歩していて目についた建物。あらためてデジタル一眼レフを持って訪れた。しかし上のファサードの写真は、先日のiPhoneの写真のほうがよく撮れているような気がしないでもない。以下、写真4点。
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言われてみると、下の文で語られているような質が建物から感じられる気がする。

本書のもつ魅力と説得力は、アレグザンダーがいきいきと話言葉で語るというスタイルと、グラボーによる明快な整理の両方からきている。たとえばアレグザンダーの最大の関心事である建築の美については、人々はアレグザンダーのおもいがけない言葉をきくことになる。
「(私は)人の顔に浮かぶ『笑み』のような建物が建てたいのです。笑みの本質をそなえた建物。……」
読者は人の顔の〈笑み〉というメタファによって、予感していなかった角度からアレグザンダーの思想の中心に直面するのである。

  • 多木浩二「建築の新しいパラダイムを求める建築家」(スティーブン・グラボー『クリストファー・アレグザンダー──建築の新しいパラダイムを求めて』書評)、『SD』1989年9月号

下記のページで、当時の設計スタッフだったらしい人が建物について詳細に解説をしている(2011年3月22日に発行されたメールマガジン)。