最近SNSで流行しているブックカバーチャレンジ。友人知人が面倒そうに見せながらも得意気に蔵書自慢、教養自慢しているのを眺めながら、自分にバトンが回ってきたときには何を挙げようか考えているのだけど、一向にバトンが回ってこない。

人から構はれたくない、それはうそである。だれも構つてくれなかつたら淋しいだらう。淋しくならない加減で、うるさくない程度におつき合ひ願ひたい。しかしその鹽あんばいはだれにも解らないだらう。私自身にもわからない。

  • 内田百閒『馬は丸顔』朝日新聞社、1965年、p.216 ※装幀=中川一政

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