qpさんが最近ツイッターで投稿している写真からいくつか。手鏡を用いた手法で、空間表現として面白い。鏡に映った景色はピントが合っているのに、鏡の縁や手はボケているのが不思議な感じがする。





手法自体が面白いというのもあるけれど、誰がやっても同じわけではなく、やはりqpさんの創作にとって必然性がある撮り方なのだろう。隔てられた2つの空間の接触を捉えるという意味で、『窓の観察』のときの窓の写真とも通じるかもしれない。「Mirrors and Windows」(ニューヨーク近代美術館、1978年)という有名な写真展があるけれど、それとはまた異なる意味で、鏡と窓をめぐって哲学的な思考を誘われる。