ここ最近テレビで放映していたのを観た映画。ジョージ・キューカー『ガス燈』(1944)、ジョン・フォード荒野の決闘』(1946)、フランシス・フォード・コッポラ地獄の黙示録』(1979)、森田芳光家族ゲーム』(1983)、ウォン・カーウァイ花様年華』(2000)。『ガス燈』の悪役が本当に嫌な感じだった。
花様年華』を観ていて、この映画の劇場公開時かレンタルが出始めた頃、僕が部屋でナット・キング・コールのCDをかけたら、遊びにきていた大学の同級生が「最近観た映画でこの曲が使われていた」と言っていたのを思いだした。あとそこから芋づる式に、これも学生の頃、すごい下痢をした翌日の朝に洗面所の鏡でやつれた自分の顔を見たとき、「トニー・レオン*1に似ている」と思ったことも思いだした。しかし当時のトニー・レオンを今見ると、『建築と日常』の表紙のデザインをしてもらっている大橋修さんと似ている気がする。大橋さんにももう1年以上会っていない。
『ガス燈』『家族ゲーム』『花様年華』は『映画空間400選』(INAX出版、2011)で400選に選出した作品。それぞれ紹介文の執筆は、結城秀勇さん、冨永昌敬さん、柴崎友香さん。

*1:花様年華』の主演男優