『建築と日常』建築講座の告知で、「当日の議論のために、毎回なんらかの予習用テキストを指定する」と書いていますが、今のところだいたい下のような感じで考えています(いずれも変更の可能性あり)。

●第1回/8月30日(土)/西洋建築史:古代(エジプト・オリエント〜ギリシア〜ローマ)
……トピック:重力|鈴木了二「DUB建築序説」(『新建築住宅特集』2011年4月号/『寝そべる建築』みすず書房、2014)
●第2回/9月6日(土)/西洋建築史:中世(ビザンティン〜イスラム〜ロマネスク〜ゴシック)
……トピック:コミュニティ|山本理顕「『地域社会圏』に住みたい」(『地域社会圏主義』INAX出版、2012)
●第3回/9月20日(土)/西洋建築史:近世(ルネサンスマニエリスムバロックロココ
……トピック:建築家|香山壽夫「建築家」(『建築論事典』彰国社、2008)&隈研吾パドックからカラオケへ」(『新建築』2006年4月号)
●第4回/10月4日(土)/西洋建築史:近代(新古典主義〜19世紀建築〜初期モダニズム
……トピック:モダニズム槇文彦「漂うモダニズム」(『新建築』2012年9月号/『漂うモダニズム』左右社、2013)
●第5回/10月18日(土)/日本建築の空間と表象
……トピック:間|木村敏「環境とあいだ」(『環境の解釈学──建築から風景へ』田路貴浩編、学芸出版社、2003)

これらのテキスト自体を僕が論じるというより、他にもいろいろと現代の事例を紹介しながら、参加者全員でトピックに関してのディスカッションができればいいなと思っています。