最近DVDで観た映画。クリス・マルケルジャン=リュック・ゴダールウィリアム・クラインヨリス・イヴェンスアニエス・ヴァルダクロード・ルルーシュベトナムから遠く離れて』(1967)、マイケル・チミノディア・ハンター』(1978)、阪本順治『カメレオン』(2008)。前の2作は日曜のイベントの参考にと思って観た映画。
『カメレオン』は面白かった。ある種の映画の系譜を強く感じさせるストーリーだと思ったら、「かつて、TV『探偵物語』や『処刑遊戯』、『野獣死すべし』など松田優作主演作の脚本を手掛けた丸山昇一がその当時に書き上げた脚本」とのこと(→allcinema)。それを現代に力強く再生させている。主人公とヒロインが関係を深めていく描写を端折ったような感じやラストの強引な急展開などもマイナスにならないというか、むしろ映画の一要素として受け取ることもできそうなくらいの伝統的形式の力。