今月の1日に、突然このブログに広告が表示されていて驚いた(最新の日記の下)。すこし調べてみて、下記のような告知が出ているのを見つけた。

はてなダイアリーは「無料で広告の出ないブログ」として2011年9月まで運営してきましたが、本日、広告の表示ポリシー変更させていただきました。目的は、今後も安定したサービスの存続と運営を実現することです。
http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20120801

その後しばらく時間をおいてみたのだけど、やはり広告の存在が不快なので、広告を非表示にできる有料プラン(月額280円)に加入することにした。この程度のブログの内容でお金を払ってまで純粋性を守ろうとするのはなんとなく恥ずかしい気がするし、『建築と日常』ではむしろ広告を入れることで社会との繋がりが密になり、雑誌に活力がもたらされるような感触を持ってもいたのだけど、やはり広告というものの背後にあるものは強大で、関係のあり方によってはそれがひどく暴力的に現れる。今回の広告の唐突な出現と、有料プランへの加入を暗に迫るような態度には非常に忌々しい思いをさせられたし、上記リンクの告知記事のコメント欄にも、僕と同じように憤りを感じた人の感情的なコメントが数多く書き込まれている。ところが僕はそれを見て気持ちがすこし収まった。自分よりも怒っている人や悲しんでいる人、怖がっている人などを見ると、自分の気持ちは熱を失っていく。
qpさんの「明るさ」はきっと広告を消すだろうなと思っていたら、やはりその日のうちに消えていた。 http://d.hatena.ne.jp/com/
古谷利裕さんの「偽日記@はてな」はきっと放っておくだろうなと思っていたら、やはり今のところそのまま広告が表示されている。 http://d.hatena.ne.jp/furuyatoshihiro/