新年の散歩。ひさしぶりにこの辺りを歩いたせいか、写真を撮っていてわりと手応えがあった。去年の夏に引っ越してきてから、よく近所を散歩しながら写真を撮っているけれど、だんだんと似たり寄ったりの写真になってきているような気がしていた。自分の固定化した意識(と未熟な技術)がそうさせるのだと思う。
近所と言ってもそれなりに広い範囲で、そこには写真に写る無数のものがあるわけだし、引いたり寄ったり、フレーミングの仕方も無数にある。季節や時刻や天候や人々の営みなどによっても、空間はその都度多様な現れ方をする。だから理想としては、いつまで経っても撮り尽くすことなく、日々の散歩のなかで延々と撮り続けていけるように写真を撮れるようになれたら、と思う。以下、写真12点。上の2点も含めてすべて撮影順。