濱口竜介『ハッピーアワー』(2015)をシアター・イメージフォーラムで観た(〜5/12)。317分の大長編。観ていてふたつの映画を(本作との違いとともに)思い起こした。結婚生活の崩壊をフェミニズム的な観点から描くという意味で、イングマール・ベルイマン『ある結婚の風景』()、素人に近い役者を使って映画を作るという意味で、アッバス・キアロスタミライク・サムワン・イン・ラブ』()。フィクションとドキュメンタリーの反転を感じさせるワークショップのシーンと、それに続く食事のシーンが印象深い。上映後、濱口監督と結城秀勇さんによるアフタートーク