いま作っている本で、図面や写真やテキストをどう配置するか検討している(デザイナーに渡す前の仮レイアウト)。それぞれのエレメントがもつ意味や存在感を踏まえて、かなり入り組んだ構成になりそうだ。判型はA4判、見開きにするとA3だから、見開きでA4の『建築と日常』と比べて、(面積が倍という以上に)同一平面上で色んな要素の関係をつくることができる。これまで小住宅の設計をしていたのが、より大きな建物を作れるようになったみたいなことだろうか。
しかし僕はA3用のプリンターを持っておらず、紙でチェックするときにはA4の用紙に縮小(約70%)してプリントしている。そのスケールの違いが案の内容になんらかの影響を及ぼしかねない気がする。必ずしも悪い影響になるとは言いきれないけれど、やはり図版の印象などはスケールが異なるとだいぶ変わってくる。これも建築設計でいうと、1/100でスタディするか1/200でスタディするかの違いみたいなことだろうか。