例の講義の全体構成と課題。
- 01─なぜ歴史を学ぶのか/伝統と個人の才能/課題①②説明
- 02─記号としての建築/近代日本の歴史主義建築
- 03─建築見学:SHIBAURA HOUSEはなぜ「ハウス」で、蟻鱒鳶ルはなぜ「ビル」なのか? ※建築写真提出
- 04─西洋建築史:古代(様式/幾何学/プロポーション/構造と装飾)
- 05─西洋建築史:中世(宗教/共同体/光)
- 06─西洋建築史:近世(建築家/透視図法/家具)
- 07─西洋建築史:近代(時間・空間/抽象・構成)
- 08/09─ゲスト講義/課題①「窓の観察」発表&講評
- 10─柱と部屋──その意味と構造(坂本一成氏の建築論を読む)
- 11─日本建築の空間と表象
- 12─風景論・都市論
- 13─課題②「本に描かれた建築家を読む」講評/生きられた家
- 14─映画における建築・空間
課題① 窓の観察
古今東西の窓のなかから各自が興味深いと思えるものを選び、それがなぜ興味深いかをA4用紙1枚(横使い)にまとめて提出し、ゲスト講義の回に2分程度で発表。提出物は文章・写真・スケッチ・図面など、内容は自由。ただし、口頭での説明がなくても主旨が伝わるようにまとめること。対象とする窓は、建築家によって設計されたもの以外に、伝統的なもの、日常的なもの、あるいは映画や絵画、写真、文学などに登場する窓でもよい(自分でデザインした窓は不可)。
課題② 本に描かれた建築家を読む
下記の課題図書のうち1冊を選んでじっくりと読み、それぞれの時代的・文化的な状況において、建築家がどのように描かれているかを説明しながら(本を読んだことがない人にも分かるように)、それと比較して、現代を生きるあなた自身の理想の建築家像を述べなさい。文字数1600字以上。語り口の例:「建築家はもっとこうあるべきだ」「こんな建築家になりたい/なりたくない」「こんなだから建築家にはなりたくない」など。