近所の神社まで散歩した。参道の風景も昔とだいぶ変わっている。以前この日記で書いた神社のほうが家に近くて馴染みがあるのだけど、こちらの神社も小学校のころにはよく自転車で訪れた。鳥居の脇の今は駐車場になっているところにあった駄菓子屋で食料を仕入れ、店の外のアーケードゲームに興じたり、神社の境内でロケット花火を打ち合ったりしたものだった。20数年前のことである。
そんな思い出の場所に現代建築の最先端のようなものが建つのは不思議な感興を抱かせるが、しかしもともとこちらの神社の一帯にはアウェイの意識を持っていたし、また観光客や商店などが多く、どちらかといえば「都会」の雰囲気を感じていたから(それはそこをホームにしていた友だちの印象も影響しているかもしれない)、そこに最先端の建物が建つのはそれほど違和感があることでもない。