2010年5月刊行の『建築と日常』No.1(→)から、小特集「大辻清司×篠原一男:ある写真家とその住居の物語」のページをPDFで公開しました。1976年竣工の《上原通りの住宅》をめぐる記録/物語です。
- 大辻清司×篠原一男:ある写真家とその住居の物語(一部割愛、A4用紙10枚分/7.1MB) otsujishinohara.pdf - Google ドライブ
今回の公開分は大辻誠子さん(故大辻清司夫人)へのインタヴューを中心とし、塩崎太伸さんによる《上原通りの住宅》の解説や、写真と建築をめぐる僕の小文を含んでいます。誠子さんへのインタヴューは現在開催中の東京国立近代美術館「日本の家」展(→展覧会評PDF)でも行われ、その動画が好評を博しているようで、そのことが今回の公開を考えるきっかけになりました。『建築と日常』No.1自体はすでにだいぶ前に完売していますが、あらためてより多くの人の目に触れる意義があると判断した次第です。大辻清司や篠原一男、また「生きられた家」(多木浩二)に関心をもつ方には、とくに興味深い内容ではないかと思います。本誌でご覧になっていない方は、ぜひアクセスしてみてください。
ちょうど明日からは、大辻清司さんとその桑沢デザイン研究所時代の教え子である高梨豊さんの展覧会が、八王子の東京造形大学附属美術館で開催される予定です。
- 「大辻清司・高梨豊 ―写真の「実験室」と「方法論」―」(9月13日〜10月12日) http://www.zokei.ac.jp/news/2017/6186/
◎公開中の『建築と日常』誌面PDF
- 坂本一成インタヴュー「建築にしかできないこと」『建築と日常』No.0、2009年(A4用紙19枚分/31.9MB) kazunarisakamoto.pdf - Google ドライブ
- 保坂和志×塚本由晴「リアリティのありか」『建築と日常』No.1、2010年(A4用紙8枚分/950KB) http://kentikutonitijou.web.fc2.com/no1/hosakatsukamoto.pdf
- 岡啓輔「アンケート:建築は誰のものか」『建築と日常』No.2、2011年(A4用紙2枚分/729KB) http://kentikutonitijou.web.fc2.com/no2/oka.pdf
- 石井翔大「現在する大江建築」『建築と日常』No.3-4、2015年(A4用紙1枚分/806KB) http://kentikutonitijou.web.fc2.com/no34/0304_ohe.pdf
- 長島明夫「《代田の町家》の危機」『建築と日常』No.3-4、2015年(A4用紙2枚分/982KB) http://kentikutonitijou.web.fc2.com/no34/0304_daita.pdf
- 長島明夫「歴史の現在 ① 引用」『建築と日常』No.3-4、2015年(A4用紙1枚分/131KB) http://kentikutonitijou.web.fc2.com/no34/0304_essais1.pdf
- 長島明夫「歴史の現在 ③ 相撲」『建築と日常』No.3-4、2015年(A4用紙1枚分/764KB) http://kentikutonitijou.web.fc2.com/no34/0304_essais3.pdf