最近DVDで観た映画。ウィリアム・フリードキンエクソシスト ディレクターズ・カット版』(1973/2000)、ダリオ・アルジェントサスペリア』(1977)。どちらも『映画空間400選』(INAX出版、2011)選出作品。ホラー映画なので空間性が強調される。ただ『サスペリア』は映画としての様式美みたいなものを強く感じて、今ひとつ馴染めなかった。それに比べると『エクソシスト』はわりと現代的でリアリスティックで、例の講義のために最近詰め込んでいる西洋建築史の世界観とも響いてくるものがあった。