古谷利裕さんが1999年に開設したホームページ「無名アーティストのWildlife」の消滅を告げている。サイトの更新はたぶんもう10年以上前(2007年?)に止まっているはずだけど、アドレスを提供していたSo-netの関連サービスの終了にともない、残っていたホームページ自体がなくなることになったのだった。僕も2003年か2004年頃にこのホームページで古谷さんのことを知り、以来「偽日記」を読み続けてきたから、しみじみした気分になる。


ところでじつは僕も同じSo-netのサービスで、2003年に個人のホームページを開設していたのだった。大学院を出てまもない4月か5月、たしか勤め先もまだ決まらない時期に、手持ち無沙汰でホームページを起ち上げ、大学の卒業設計や自分で書いたエッセイ、撮影した写真、そして日々の日記を載せていた。僕のほうは2007年で日記をブログに移行し(ホームページの作成・管理に使っていたDreamweaverがパソコンの買い換えによって使えなくなった)、その後ホームページは手つかずになっていたのだけど、それが数日前、古谷さんのホームページと同時にインターネットの世界から消えることになった。