録画しておいた『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』(1982)で、京都の河井寬次郎記念館(2016年2月29日)が舞台になっていた。寅次郎と意気投合した陶芸家・加納作次郎の陶房兼住居として、わりとたくさんのシーンで出てくる。すでに記念館としてオープンしてから10年近く経った後だけど、映画の物語のなかで生活の場としての雰囲気がうかがえる。映画自体は前にも観ているけれど、そのときは河井寬次郎を知らなかった。丹後半島の舟屋の景色も見どころ。

『建築と日常』No.5では、陶芸家の河井寬次郎(1890-1966)が自ら設計した京都の自宅(現・河井寬次郎記念館)をめぐり、坂本一成先生にインタヴューした。伝統的な家屋に見えながら、モダニズム的でありポストモダニズム的でもあるその魅力。
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