『建築と日常』No.3-4(特集:現在する歴史)が今日で刊行5周年。下記、巻頭言より。

政治家こそ「今、ここ」を超えた世界を見通す目を持たなければならないにもかかわらず、歴史的に存在する他者、他者の議論、他者の経験、他者の生活などをことごとく無視し、自分もしくは自分たちがいる「今、ここ」の欲望に囚われている。言葉は唖然とするほど空疎になっている。

特集の礎になるこの文を5年ちょっと前にはかなり実感を込めて書いたつもりなのだけど、まさかその後さらにここまで下があるとは思ってもみなかった。