国立近現代建築資料館「吉田鉄郎の近代──モダニズムと伝統の架け橋」展を観た。初日に観て、「少なくとももう一度は訪れて、じっくり観る必要がある」と書いたものの(11月2日)、ギャラリートークの日は展示を観る余裕がなかったし(11月30日)、結局最終日になってしまった。
時間をかけてじっくり観る。『建築と日常』No.5()で吉田の建築観や人物像をつかんだ気でいたので、図面やスケッチにもより深く吉田の内的なところが見て取れるかと思っていたけれど、案外そうでもなかった。自分の未熟さと建築の奥深さを感じる。