これもINAXライブミュージアムの所蔵品だけど、昨日取り上げたようなタイルとは別物で、ホテルオークラ(1962年竣工、2015年解体)の外装タイル。もともとINAX(伊奈製陶)が製作したのだろうか。こういうものも人知れず(?)きちんと収蔵されているのだなと思った。どこの部分か分からなかったけど、解体前に訪れたとき(2015年8月27日)の写真を見返してみると、正面の車寄せで使われていたものらしい。以下、その写真2点。
ホテルオークラの外観デザインは、『建築と日常』No.5(→)でもたびたび参照/引用した小坂秀雄。吉田鐵郎の逓信省での後輩で、吉田に関するいろんな人の文章を読んだなかでも、特に吉田の本質的なところを捉えている感じがした。