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qpさんの個展「セルヴェ」を相模原のパープルームギャラリーで観た(〜9/23)。出展作のなかの1点()を購入。qpさんの絵画作品はqpさんの写真作品に比べて僕にはぴんとこないというか、端的にいって好みから外れると思っていたのだけど(2014年3月22日)、今日は自分でほしいと感じられてうれしい。必要条件でも十分条件でもないと思うけれど、作者のことを知っていると、その作品により深く親しむことができる気がする。
今回の作品はqpさんにとって新しい試みとなるセル画のシリーズ。植物と鉱物をモチーフとし、縁取りをしてベタ塗りをするような表現に、これまでの絵画作品にはない類の秩序や全体性が感じられて、それが僕好みだったと言えるかもしれない。たぶん最近のqpさんのアール・ヌーヴォー建築に対する興味(2019年5月11日)も反映しているのだろう。下のような装飾考案としての作品に通じる反復可能性がある。