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『建築と日常』No.3-4(2015)で取り上げた《4 episodes》(設計=atelier nishikata、2014年竣工)の取材記事「家族の50年、変わる暮らし、住み続ける家。」(取材・文=成合明子)が、『暮しの手帖』2019年6-7月号に掲載されていた。さすが『暮しの手帖』と思わせる充実した記事で、見開き掲載されている各階のスケッチ風アクソメ(改修前/改修後)も力作。その一方で、「西片の家」としてではなく《4 episodes》としての作品性は、むしろ『建築と日常』に掲載したシンプルな平面図や展開図のほうが伝わるのではないかという気がする。岡﨑乾二郎さんによる批評も含めて、これだけアプローチが異なる2誌の誌面が成り立つというのも、この住宅のもつ豊かさゆえなのだろう。