第二十回文学フリマ東京が終了。2年ぶり3度目の文フリ出店。微妙な差で一応売上げは過去最高ということになった。しかし消費税が5%から8%になったり、そのために生まれた端数を割り引いたり(50円未満)、細かい変動も含んでいる。括弧内は前回/前々回の販売部数。

  • 『建築と日常』No.3-4……15部(─/─)
  • 『日本の建築批評がどう語られてきたか』……0部(10部/─)
  • 多木浩二と建築』……4部(2部/─)
  • 『窓の観察』……8部(13部/22部)
  • 『建築と日常』No.2……5部(2部/9部)
  • 『建築と日常』No.1……在庫なし(6部/13部)
  • 『建築と日常』No.0……在庫なし(1部/2部)
  • 販売合計32部(34部/46部)
  • 売上げ49,700円(31,815円/48,990円)
  • 参加費5,500円(5,000円/5,000円)

販売部数は減ったけれども、平均単価が上がって、合計の売上げは増えた。まあ、既刊の号で前回より多く売れたものもあるし、このわずかな数字だけで客観的な分析をしようとしてもあまり意味がないのかなと思う。ともかく雑然としたイベント会場のなかで、テキストベースの比較的高価な新刊No.3-4(特別価格1,900円)をこれだけ買ってもらえたのはたいへん喜ばしい。
ただ、机一杯にいろいろと並べた自分のところと比べて、両隣の『建築趣味』と『ねもは』はあまり商品が多くなかったのだけど(2〜3種類)、もしかしたらこういうイベントでは商品数は絞ったほうがよいのかもしれないという気もした。自分で他のブースを見て回るときのことを考えても、商品が多いとまずどれを手に取ってよいか分からず、その一瞬の判断しづらさによって、なんとなくそのまま前を通り過ぎてしまうことがあるかもしれない。とはいえもちろんバックナンバーを見てもらう貴重な機会でもあるわけだから、実際にどれかを外すとまではなかなか思い切れないものだけど。リーフレットタイプの号外『日本の建築批評がどう語られてきたか』は、お客さんに対して垂直に立てて置いておいたら、やはり1部も売れなかった。