別冊『窓の観察』の著者である柴崎友香さんが、小説「春の庭」(『文學界』6月号)で第151回芥川龍之介賞を受賞されました。たいへんおめでたく思います。受賞作はまだ拝読していませんが、単行本もまもなく出版されるようです。

ちなみに、『窓の観察』に寄稿していただいた短編「見えない」が単行本に収録されるという話は今のところ聞いていませんので、これを機にあらためてこちらにも手を伸ばしていただけたら幸いです。窓をテーマにした、柴崎さんの作品のなかでは異色の短編だと思いますが、上記リンク先の作品紹介を読むと、あるいは今度の『春の庭』ともどこかで繋がっているのかもしれません。

柴崎さんの作品についてはこの日記でもしばしば言及していますが、「よりぬき」()に記載しているものとしては以下の通りです。ページ上部の検索窓で柴崎さんの名前で検索していただければ、もうすこし引っかかると思います。

また、柴崎さんには『映画空間400選』(INAX出版)でも、コラム「都市の眺め」などをご執筆いただいています。こちらも合わせてよろしくお願いします。

【追記】下のツイートによれば、受賞作「春の庭」は、『窓の観察』掲載の短編「見えない」を原型にしているようです。