qpさんの新しくできた写真冊子『明るさ』『きみに告白する』2冊を、『窓の観察』5冊と交換してもらった。「5冊あれば充分です」とのことで。

新刊の2冊を眺めていて、ふいにもっとqpさんのブログを見なければという気がした。qpさんのブログはほぼ毎日更新されていて、それをほぼ毎日見ている。いま無意識に「更新」という言葉を使ってしまったけど、本当にそれが「更新」なのかどうかを考える必要がある。ブログというメディアが持つ形式性に対して、それを見る僕の思考も形式的になっているのではないだろうか。気に入った写真集を折に触れめくり返すように、それが繰り返し見るべきものならば、ブログを見返す行為も生活の中に組み込まれてよい。
たぶんqpさんも、そういった媒体の形式と内容とのずれを感じて、最近ブログに「よりぬき」というコーナーを設置したのだと思う。「よりぬき」という言葉は、かつての古谷さんの「よりぬき偽日記」を思い起こさせるけれど。

なぜ2冊の写真冊子を眺めていてもっとqpさんのブログを見なければという気がしたのかというと、おそらく2冊に掲載されている写真は概ねブログで見たことがある写真だったからだと思う。つまり同じ写真なのに、コストをかけて写真集になると断続的に注視され(永続性を持ち)、ブログでは日々流し見されるというあり方の違いに違和感が生まれたからという気がする。
とはいえまだ実際に見返してはいないのだけど、個人的なよりぬきとしては、これなども捨てがたい。
http://d.hatena.ne.jp/com/20120103