代官山蔦屋書店で僕が企画したふたつのフェアが始まりました。

1)選書企画「新しさ」
書店の新規開店にかけて「新しさ」というテーマで、下記の方々にそれぞれ2冊ずつ本を挙げていただきました(コメント付き)。
阿野太一/飯尾次郎/大西麻貴+百田有希/岡﨑乾二郎/坂本一成/鈴木明/鈴木了二/中村竜治/中山英之/西沢立衛/馬場正尊/松隈洋/山岸剛/RAD(川勝真一+榊原充大)
コメントを除いた選書のリストは、売り場で配布用に置いてあります。もともとの依頼が遅れ、「新しさ」が新年にもかかるようなことになってしまいましたが、企画の意図としては、震災を経て「新しさばかり追い求める価値観」が社会的にさらに疑問視されるなかで、それとは異なるポジティヴな「新しさ」を本や建築という「古い」ものに見いだせないかということも考えていました。

2)選書企画「長谷川豪の20選」
著作集『考えること、建築すること、生きること』(INAX出版)と作品集『Go Hasegawa Works』(TOTO出版)の出版を記念して、長谷川豪さんに20冊の本を挙げていただきました。こちらもコメント部分を除くリストを店内で配布しています。『Go Hasegawa Works』のほうは、ギャラリー・間の「長谷川豪展 スタディとリアル」(1月14日〜3月24日)の開催と合わせて発売される予定です。

【追記】1月17日発行予定だった『Go Hasegawa Works』は、事情により発行が遅れるそうです。日程は未定のようですが、分かり次第またあらためてお知らせします。
「発行延期のお知らせ」 http://www.toto.co.jp/company/press/2012/01/13.htm