最近DVDで観た映画。カール・Th・ドライヤー『裁かるゝジャンヌ』(1928)、ロベルト・ロッセリーニ『殺人カメラ』(1948)、イングマール・ベルイマン『恥』(1966)、同『蛇の卵』(1977)。
裁かるゝジャンヌ』は確かにすごい。でもDVDで本編が始まる前に入っていた淀川長治の解説は、どうしようもなくネタバレな上に、あまり本質を捉えていなかったような気がする。『殺人カメラ』も楽しめた。とくに古い時代の海外のコメディはぴんと来ない場合が多いのだけど、そのあたりはさすがのロッセリーニベルイマンの2本はどちらも戦争の話。『蛇の卵』は物語性が強くて縁遠く感じてしまったけれど、『恥』のほうはまさに「戦争と日常」であり、真に迫る。